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もはや病気!?外コン志望の学生が使う横文字まとめ

外コン志望者がよく使う横文字リスト

みなさんこんにちは。

6月下旬にもなってくると、外資系サマーインターンへの参加を目指す学生が目立ち始める頃合いですね。鼻につくカタカナ語を連発する学生が量産されてくるのもこの時期です。

「こないだファームのGD行ってきてフェルミ推定やったんだけど、メンバーが全員クリティカルなポイントを突けてなくて、ロジックはボロボロだしアクションプランもろくに作れないままバリューゼロで終わっちゃったんだよね」

とか、カタカナが多すぎてもはや何を言っているのか分かりません

本日はそんなカタカナ語の中でも、外コン志望者が使いがちなカタカナ語をまとめつつ、あえて若干ディスりながら解説しました!

みなさん、もしかして使わなくていいところでカタカナ語連発してませんか?

コンサル志望の学生が使いがちな横文字21選!!

バリュー

価値のこと。これを出すためにコンサルは働いている。本業の人が言うのであればともかく、学生の段階でバリューバリューと言っていたら基本的にコンサル病または外資病にかかっていると考えてよい。大学3年生から急に使い始めることが多い。

例:「それノーバリューだよね」「お前バリューあるな」


ロジック

論理のこと。「理屈がしっかりしている」ではなく「ロジックが-」という。最近はロジカルシンキングなどの著書が多く出ている影響で、なんとなくカッコいい言葉だと思われていることが多い。わざわざ勉強しないと論理的に考えられもしないのに外資目指してる時点で身の振り方を少し考えたほうがいい気はする。

例:「ロジックちゃんと詰めた?」「それロジック甘くない?」「先輩がほんとロジカルでさー」


クリティカル

超重要なポイントのこと。急所ともいう。「大事で」とか「重要で」みたいな言い方で済むところをクリティカルと言い出したら若干コンサル志望に毒されているかもしれない。もしかして「他の人が言わない言葉使う俺カッコイイ」って思ってないよね?

例:「そのポイント、クリティカルだよね」「クリティカルなところをちゃんと押さえなくちゃいけなくてー」

■―シンキング

重要なところを深く掘り下げて考えること。ちゃんとポイントを押さえましょうという意味ではかなり絞り込んだ意味合いで使われることが多い模様。

例:「クリティカルシンキングできてる?」


グローバル

世界的なという意味。大二病の患者や欧米病の患者がよく使う。この単語を発する人間の言葉は話半分に聞くべき。あなたの言うグローバルってそれアメリカだけだから、ということが非常に多々ある。断固として言っておきますが、海外と比較して日本だけやってないから、は理由になりません。グローバル基準であることそれ自体は論拠じゃないですよ。

例:「グローバルマーケットではすでにこのような方法が使われており」「グローバル化してるのに追いつかないとかまずいでしょ」


プラン

計画のこと。日本ではToDoもこれの一種。どうするつもりなの、とかどういう予定?っていうのを全部プランとか言い出したらカタカナ語にハマっているか旅行会社の回し者かだと考えても仕方ない。

例:「プランどうなってるの」「キャリアプランもちゃんと考えたいよね」

■アクション-

行動予定のこと。実際の仕事上でも使われることが多い。どうやって実行に移していくか考えることを促すためにわざわざこの言葉を使うようだ。

例:「アクションプランに結び付けないと意味なくて」「アクションプラン作っといて」


ゼロベース

既成概念をなくして一から考えるときによく言う。これを言うとすごくコンサルっぽい。しかし何から何までゼロベースと言っていたら過去の知識の集積に意味がなくなってしまうので、使いどころはわきまえてほしいところである。

例:「一回ゼロベースで考えよっか」「多分それって思い込みあるから、一回ゼロベースにしよ?」


ファーム

会社のこと。英語では結構自然に使うらしい。なおFirmでありFarm(農場)ではないので注意。この単語を会社という意味で聞いて違和感を持たなくなったらかなり外資系の就活準備が進んでいると思ってよい。

例:「君もコンサル志望なんだ。どのファーム?」「こないだファームの人と話してきたんだけどさ」


ケース

実際の具体例のこと。シチュエーションを設定した演習などのこともいう。就活生は主に後者の意味で使う。なお、日本では一般的に「容器」の意味合いで使われるので注意。

例:「ケース面接でIT業界の売り上げの伸ばし方聞かれた」「ケース何聞かれた?」


リサーチ

調査のこと。一般的な言葉ではあるがコンサル志望者病になっているとかなりいろんなものをリサーチと言い換える。あと、妙にリサーチしたがる。調べなくても分かることまで調べなくてもいいんじゃないでしょうか……。

例:「それちゃんとリサーチやった?」「リサーチできてないっすよね」


クライアント

顧客のこと。かっこつけて言うとクライアント。IT系ならユーザー。コンサルはクライアント第一である。なぜお客さんと言うべきところですらクライアントと言ってしまうのかはもはや哲学の域。

例:「それってクライアントにメリットある?」「クライアントの要望と多分合ってないよね」


ナレッジ

知識のこと。ナレッジベースとか言ったりする。ナレッジて。それ何のためにその言い方してるんですか。ちょっとおじいちゃんになったりちょっと勉強してない人には分からないと思うのですが。斬新な学歴フィルターか何かなんでしょうか。

例:「エキスパートナレッジを有効活用してこのプロジェクトをドライブしましょう」「そのナレッジたぶん古いよ」


スキル

技術や職能のこと。コンサル志望者は妙にこのスキルに拘ることが多い。本当にスキルアップしたいなら起業するか理系の技術者になることをお勧めします。

例:「スキルを身に付けたいので、コンサル志望です」「やっぱ生きていくためにはスキルが必要っしょ」


ワード

言葉のこと。Microsoft社のWordを表すことは意外と少ない。なぜカタカナにしなくてはならなかったのか全く分からないシリーズ第一の刺客。

例:「そのワード、ささりますね」「おれそのワード好きだよ」


キャパ

自分の能力や時間の限界値についていう。適切な日本語訳が難しいカタカナ語のひとつ。大抵は「俺もう抱えきれないから許して」という意味をかっこよく言っているだけのような気がする。

例:「マジ忙しい。ホントキャパない」「まだキャパあるっしょ」


MECE

Mutually Exclusive and Collectively Exhaustiveの略。要するに数学のもれなくダブりなくというものを表す。詳細はwikipedia参照。ここに拘りすぎて議論を転覆させてきた自称論理的学生は数知れない。

例:「それMECE分解できてんの?」「いやいやいやMECEじゃないと意味ないから」


ジョブ

インターンのこと。カッコつけてジョブという。コンサル等の本拠があるアメリカなどでの言い方を持ってきているようだが、残念ながら日本のジョブは向こうのジョブとは質が違うことが多いので若干誤用である感じが否めない。

例:「夏のBCGのジョブ参加する?」「いや俺ジョブはめんどいからやめとくわ」


イシュー

超重要な論点のこと。内容については安宅和人氏の「イシューからはじめよ」に詳しい。自然と使っていたらコンサル志望者病の可能性が9割近い。しかしけっこう大事なことでもある。なお、一番イタいのはイシューでもないものをイシューと勘違いしているパターン。

例:「まずはイシューが何か特定するべきだと思います」「それイシューなの?」


ファクト

事実のこと。データとかも含めてファクトという。具体例出せって意味で使うこともある。これも妙に使われる謎カタカナ語のひとつ。根拠は?とか具体例は?って言えばいいと思うんですが。

例:「ファクトは?」

■―ベース

事実に基づいて話すこと。ファクトベースって言わなければならない必然性はあまり多くないことが多い。

例:「やっぱりファクトベースで話さないと意味がなくって」

おわりに

いかがだったでしょうか。

こうしてみると、結局なんでカタカナでなければならないのかが全く分からない言い回しもいくつか存在しますね。そのタイミングで使うべき適切な言葉として使うカタカナ語と、むやみにカッコつけてカタカナにしてしまう言葉をちゃんと区別したいものです。

かくいう筆者も、一時上記のような言葉ばかり使っていました。今振り返ると痛々しいです(笑)。

みなさんも、これを機会に自分の言葉づかいを振り返ってみてはいかがでしょうか。

それでは!

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