エントリーシート、書きたいことはあるのに文章に落とし込めない人のためのガイドライン
エントリーシートを書かなきゃ、という方の中で、
書きたいことはあるのになぜか文章にしようとすると出てこない方もいるのではないでしょうか。
今回はそんなあなたのために、頭の中のぼんやりをカタチに変えるガイドラインをご用意いたしました!
エントリーシートの文章を書き上げるためのガイドライン
頭の中のもやもやを形に変えるには、以下の4つのステップを踏むと良いです。
- 友達に話すつもりでメモ帳に言いたいことを書きなぐる
- 出したものの軸は何なのか考えながら重みづけと分類をする
- 文字数が完全にオーバーする前提で一度文章化する
- 剪定する
これだけです。一つ一つ、解説していきます。
1.友達に話すつもりでメモ帳に言いたいことを書きなぐる
まずは材料集めの段階です。
もやもやしているときって、友人に話したくなったりしますよね。
そしてそういうときに限って、妙にすらすら言葉が出てきたりします。
ちょっと極端な言い方ですが、メモ帳を友人への手紙と思ってまずは書きなぐりましょう。
このとき、順番は気にしないこと。
書いたことに補足したければ紐づけてどんどん書いていきます。
とにかく思っていることを、堅苦しい表現じゃなくていいのでガンガン文章化していきましょう。
もちろん、論理接続は全部無視してOKです。
とにかく、最終的な文章を作るための材料をどんどん作っていくことが重要ですので、
提出しなければいけない文字数の3~5倍は書きなぐりましょう。
10倍以上あると多分かなり濃密な内容にできると思います。
なお、多くの場合、その意見を持った「理由」と、
その意見によって出てくる「将来」の二つが大きな軸となります。
この二つの視点を持ちながら情報を出していくと良いでしょう。
2.出したものの軸は何なのか考えながら重みづけと分類をする
次は、頭の中を整理する段階です。
今度は順番やグルーピングを意識しながら、言葉を整頓していきます。
大事なのは、自分が思っていることは
一体どこがスタート地点なのか? どんなつながりを持っているのか?
どこにたどり着くのか? 重要なものは何か? と考えることで、
自分の持っている情報を再構築して重みづけができることです。
これをやっている段階でかなり頭が整理されてくるはずです。
根源→色々な理由→結果→その先の目標、その先に起こること
という流れで拡散と収縮をするような図になるとかなり理想的ですね。
3.文字数が完全にオーバーする前提で一度文章化する
文章のプロトタイプを作る段階です。
さきほど再構築して重みづけしたものを並べるような形で、一度文章にしてみましょう。
接続詞や段落構成などを意識して書くと吉です。
おそらく制限字数の2~4倍(材料集めの段階が捗っていれば10倍)くらいになりますが、
気にせずに一度文章にしてしまいましょう。
このとき順番だけはよくよく考えること。
先ほどの再構築の段階で、
根っこのところにあるものと最後にくるものを初めに書くとよいでしょう。
こうして論理の始点と終点を明確にすることで、一気に読みやすくなります。
あとは情報を肉付けしながら配置していく作業です。
ちょっとしたパズル気分でやりましょう。
4.剪定する。
最後は完成した文章に仕立て上げる段階です。
実はこの時点で、あなたの言いたいことは文章になっています。
量が多すぎることと、表現が若干粗雑という点を除けば、実は完成しているのですね。
ここでは2番の段階でやった重みづけに注目しながら、
重要でないものからどんどん削っていきましょう。
どうしても削るわけにはいかない!! というものだけになった段階で、おそらく50~100字くらいはオーバーしている状態になるかと思います。
あとは本当に"剪定"というべき作業となります。
ありったけの知識を総動員して、自然でなおかつ短い表現に言い換えまくりましょう。
おわりに
いかがだったでしょうか。
限られた字数の中に、自分の中でもまだ明確にカタチになっていないものを表現しろと言われるのはとても難しい作業だと思います。
普段そういった機会が少ない方ほど、「こうしたい!」という思いがあるにも関わらず言葉にできないことはあるでしょう。
そんなみなさんがこの記事を読んで、見事文章を書きあげられることを祈っております。
それでは。