投資銀行とコンサルを併願して、”意識高い”って思ってる人は中二病の可能性大!?
就活生の皆さん、こんにちは。
就活が本格化すると学生の口から“投資銀行”や“コンサル”というワードが連発されるようになります。
そして、コンサルや投資銀行は多くの高学歴就活生が志望する業界で、少なからず投資銀行とコンサルの併願者はいます。
この記事では投資銀行とコンサルの併願者の実態を解説します。
WSIS Forum 2013 - UNGIS Working Level Meeting (United Nations Group on the Information Society) / itupictures
高学歴学生の就活の現状
インターンが終了すると、外資系のコンサルがエントリーを開始します。
10月頃になると外資系の投資銀行もエントリーの受付を開始します。
そしてこの時期は、外資系投資銀行とコンサルの併願者が大量発生する時期です。
「こないだのボスコンとマッキンゼーの筆記試験受けに行ってきたんだけど、まぁまぁだった。そういえば、俺は、IBも受けようと思ってるんだけど、お前もIB受ける?」
このように、IB(投資銀行)とコンサルの併願の話を耳にする機会が投資銀行やコンサルの説明会や選考会に行くと増えると思います。
そしてコンサル・投資銀行の併願者の多くがサマーインターンの時から外資コンサル・投資銀行を目指していた、いわゆる高学歴で”意識の高い”と思われている就活生でしょう。
コンサル・投資銀行併願者は傍から見ると大二病?
読者の多くの方は、インターンの時期から投資銀行・コンサルを目指している学生のことを「意識高い」とか「レベル高い」と思い、感心するかもしれません。
また、投資銀行・コンサルの併願者の多くが自分達は「意識が高い就活生」とか「レベルが高い」と思っているかもしれません。
しかし、正直言って傍から見ると、投資銀行・コンサルを併願して、「俺って意識高い」って思っている人は中二病を患ってます。
というのも、コンサルと投資銀行の併願者は、一貫性に欠いた選択をしている上に、コンサルと投資銀行の本質的な部分を理解できているの?と疑いたくなってしまうからです。
全く方向性が違うコンサルと投資銀行
上記のポジショニングマップをご覧になると、分かると思うのですが、コンサルと投資銀行は全く別の方向を向いていて、真逆に位置してます。
思考のコンサルVS実行のバンカー
コンサルは経営課題を分析し、解決の糸口を導き出すための思考力が求められますが、実行に携わることはごくまれで、実行力はそこまで求められません。
投資銀行業界では、どんなに素晴らしいものを考えても、クライアントのM&Aのプロジェクトを実行段階まで持っていき、成功させなければ意味はなく、思考力よりも実行力が投資銀行業界で生き残るためには不可欠です。
柔軟なコンサルVS定型なバンカー
コンサルは、経営課題解決のため、会計、サプライチェーン・マネージメント、カスタマー・リレイション・マネージメント、人事・組織変革、IT、WEB、経営戦略等
多岐に渡る分野からアプローチする必要があり、かなりの柔軟性が求められる職業です。
投資銀行がクライアント企業に提供できるサービスは、大きく分けてM&Aのアドバイザリーと株・債権発行の引受を通じた資金調達の二つに限定されており、
IBバンカーの業務は、定型化されています。
投資銀行とコンサルは全くの別物
上記のポジショニングマップと説明で、
投資銀行では、考える力よりも実行する力が要求され、業務内容は定型化されているのに対し、
コンサルでは、実行する力よりも考える力が求められ、業務領域は多岐に渡り柔軟な対応が必要ということが理解できると思います。
この違いがわかれば、投資銀行とコンサルは真逆だということが理解出来ます。
投資銀行とコンサルは方向性が全く違い、真逆のポジションに位置しているにも関わらず、どうして投資銀行とコンサルの併願者が大量発生するのでしょうか。
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